フィヨルドに突き出した岩がノルウェーで伝承されている妖精トロルの舌に似ていることから名付けられたこの名所。
非常に僻地にあるし、往復30キロの山登りだし、登っても天候次第って感じの超過酷なんですが、一生に一度は行く価値あり!健脚なうちに是非行ってみたいところですよね。
絶景本なんかでは少しずつ取り上げられてますが、まだまだ日本人にはメジャーではない場所。写真映え間違いなしなので、SNSで話題を独占すること間違いなし!
今回はそんなトロルの舌をご紹介します。
▶︎登山口最寄りオッダまでの行き方
トロルの舌への登山口まではオッダ(Odda)という街からアクセスします。
このオッダは超小さい村みたいなところなのでもちろん飛行機ではいけません。(日本でいう瀬戸内海の小さい島って感じです←瀬戸内海の人すいません)
まずはノルウェーのベルゲンという都市に行きましょう。
私が9月に行った際はフィンエアーでヘルシンキ乗り継ぎでした。
ベルゲン空港についたら、市内のバスステーションまでで移動し(市内中心部に向かうバスに乗ればOK)、そこからバスとフェリーを乗り継いで約4時間の道のりです。(フェリー・・・)
自分が実際に乗ったバススケジュールはこれです↓
Skyssというバス会社が運行しており、下記サイトでスケジュールの確認ができます。
※ベルゲン到着が夜の場合はその日にはバスに乗れないことがありますので、必ずご自身のベルゲン到着時間とバス発車時間を確認しておきましょう。空港到着とバス発車時間は2時間開けておくと余裕をもてます。私は1時間ぐらいしかなくもう少しで乗り逃すところでした。(実際乗車券を買う時間がなく、バスドライバーに無理行って乗せてもらい、次の停留所で乗車券を買った思い出があります←超迷惑)
あまり自信がない人やベルゲン到着が遅い人はベルゲン市内に1泊するのが無難でしょう。
時間によっては同じバスでそのままフェリーに乗り込み、海を渡ってまたそのバスで行くこともできるようです。
▶︎オッダでのホテル
非常に小さい町ですのでホテル自体少なく、料金も高めです。
まあこういうところは料金高めと割り切って町の中心部に滞在することをおすすめします。
料金ケチって、中心部から離れたところにしてしまうと本当に不便になります。
ちなみに私はハードアンガーホテルというところに泊まりました。
1泊12000円でしたが、バス停・スーパー・銀行にも近く非常に便利でしたよ。
https://www.expedia.co.jp/Odda-Hotels-Hardanger-Hotel.h1501044.Hotel-Information
要注意なのが、地理感わからずに中心部から離れたホテルを予約してしまうと大変です。
※レンタカーで行く人も多いため、車でしかいけないような場所のホテルが多かったりします。バス移動の方は市内中心部にしましょうね。
▶︎前日準備
市内中心部にスーパーがありますので、ここで登山日の食料を買い込みましょう。
パンやバナナ、ヨーグルト、スナック、チョコなどがおすすめです。
水は1リットルぐらいあった方が良いと思います。(味付きが飲みたくなるので、荷物気にならない人は500mlの飲料を別途で持っていくといいかも。)
※私は登山日の朝と昼2食分購入しました。(日本でウィダーインゼリーとか買って置けばよかったと思いました。)
▶︎登山装備
天候次第ですが、夏であれば防寒対策は不要だと思います。私は半袖半ズボンで登りました。(朝は一枚羽織りましたけどね。)上半身裸で登ってる人もいました。笑
ウィンドブレーカーを1枚持っていきましょう。
登山靴は間違いなく履いた方が良いでしょう。私は屋久島や富士山登山で使用した登山靴を持っていきました。杖はいらないかなって感じです。
あとは前日購入した食料品ですね。
▶︎オッダから登山口Skjeggedal(シェッゲダル)まで
バスステーションから登山口までバスが出てます。
当日でも乗れますが、不安な人は予約しておきましょう。
https://oddataxi.no/tjenester.html
オッダ発 06:10 06:40 10:10
シェッゲダル発 11:30 13:45 14:45 15:45 17:00 18:30 20:00
事前予約されるかたは帰りのバス時間悩みますよね。
所用時間は約10時間とされてますので、17:00を予約しておくといいかもしれません。
割高ですが飲食物も売っていて、登山口で時間はつぶせます。
▶︎登山口からトロルの舌まで
登山口からトロルの舌までは一定間隔で標識が立っているので迷わずいけます。それなりに有名になってますので、基本近くに誰か歩いているので心配ないと思います。
ちなみに登山口から最初の4.3kmをバスで移動することも可能です(笑)
料金は片道70NOK、往復140NOKです。400mの高さで1時間半の時間短縮が可能です。結構魅力的ですよね。体力温存したい方、おすすめです。(ちなみに私も往路使いました!)
バス降車場所から前半の2〜3kmぐらいは尾瀬道のような緩やかな道ですが途中から岩を登るような悪路に変わって行きます。また山を越えるような勾配もありますので覚悟して登りましょう。
序盤の緩やかな道↓
途中から岩をよじ登る感じに↓
残り6kmあたりから綺麗なフィヨルドに圧倒されます↓
そして、ついにトロルの舌に到着!
達成感と風光明媚な景色と多くの観光客に圧倒されます。笑
▶︎綺麗な写真撮影の方法
着いたら早速写真を取りましょうね。トロルの舌の前では撮影のために長蛇の列ができています。一人の場合も近くにいる人に頼めば良い写真をとってくれます。
撮影スポットは少し降るのですが、個人的には岸壁の上から撮ってもらうことをおすすめします。フィヨルドの広大な景観が写ります。
撮影スポットに並んでいる人が撮影した場合↓
岸壁の上から撮影した場合↓
人は小さくなりますが、個人的には岸壁上からの方が好きです。
そして撮影がひと段落したら昼食を取り、帰りの道のりに絶望しながら帰りましょう。
ちなみに登山日にはオッダに宿泊することをおすすめします。
私は翌日ベルゲンに戻り、市内観光をしましたが足が生まれたての子鹿みたいになって本当にきつかったです。笑
一応普段からジムに通っている健脚でこれなので余裕が持った方が良いでしょう。
しかし、本当に行く価値はありますので是非挑戦してみてくださいね!